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空売りとは?株価が下がると利益が出せる空売りの使い方

      2015/11/11

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株価が下がると利益が出せる空売りの使い方

空売りの意味とは?

株式投資といえば、「どの銘柄を買えばいいの?」という会話が投資家の間でされることが多いです。

確かに、株式投資というものはある企業に投資する(株を買う)ということですから、多くの方が株といえば買うことだ、と思うのも無理はありません。

しかし実は、株は買うだけでなく、「手持ちの株がなくても売る」こともできます。これを空売りと言います。

空売りは上級者向けのテクニックではありますが、とても役に立つ方法です。そこで、ここでは空売りについて解説します。
(以下の例えにて全て諸経費は除く)

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それでは空売りとはどういうものでしょうか?たとえば普通の株を買う場合で考えてみましょう。

A社の株式(ここでは売買単位は1株とします)を10万円で買い、値上がりしたので15万円で売ったとします。この場合、利益は5万円です。

これは直感的に理解しやすいですね。買ったものが値上がりしたので利益確定の売りをして、利益を得たわけです。

それでは、A社の株価が現在15万円だとして、あなたが「A社の経営状況などを見ると、15万円は買われすぎだ」と判断したとします。

買われすぎということは、そのうちに株価が下落すると予想しているわけです。この場合、もし空売りという制度が存在しなければ、あなたは指をくわえて見ているしかありません。

でも、実際には空売りという便利な制度があるわけです。そこで、あなたが15万円の時点で空売りを行います。

その後、株価は予想通りに下落しました。そこで10万円になったところで買い戻し決済というものを行います。

すると、あなたは5万円の利益を得ることができるのです。

つまり、空売りとは通常の売買とは順番が逆の、「まず売って、その後に買う」という順番の取引をするだけに過ぎません。実はシンプルな投資手法です。

上記の例のように、空売りはこれから株価が下がる、と見込んだときに行います。その後、なるべく株価が下がったところで買い戻し決済をすると、その時点での株価が安ければ安いほど、利益が大きくなります。

その典型例が、企業の倒産や上場廃止です。さきほどのA社の例で言えば、15万円で空売りした後、A社が業績不振により債務超過になったとします。

債務超過というのは企業の資産がマイナスになることで、上場廃止になります。すると株価は暴落して、1円というような株価になることが少なくありません。

ということは、仮に1円で買戻し決済をすれば、14万9999円もの利益を出せる、ということになります。

ただし、このように株価が暴落している局面では、逆日歩という空売りに伴うコストが高くなることが多いです。それでも多くの利益を出せます。

ちなみにFXや商品先物取引、日経225先物取引などは、デリバティブと呼ばれる金融商品になります。こうしたデリバティブでは、空売りも自由にできます。

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株式投資における、空売りと信用取引との違いは?

空売りは先述したように、「まず売って、その後に買う」という売買の順番が逆になる取引の方法のことです。そして信用取引とは、空売りを行う時に利用する制度のことです。

株式投資の場合には空売りをするためには、信用取引を利用する必要があります。

信用取引と言いますと、危険なものというイメージをお持ちの方が多いです。しかし、なぜ危険と思われているかといえば、レバレッジを高くできるからです。

レバレッジはてこ効果とも呼ばれ、手持ちの資金よりも大きな額の取引ができることです。

たとえば通常の現物取引であれば、100万円の資金を持っていれば100万円分の株しか買うことができません。

一方、株式投資の信用取引の場合、約3.2倍のレバレッジを効かせることができます。前記の例で言えば、約320万円分の株式を買うことができます。

それでは信用取引でレバレッジを効かせると、どのようなことが起きるでしょうか。320万円分の株を買った場合、その株価が2割上昇して、そこで利益確定の売りをしたとします。

この場合、利益は64万円です。100万円の元手で64万円の利益を出せたのですから、大成功の取引と言えます。

ただ、逆に株価が2割下がってしまった場合、損失が64万円です。100万円の元手が36万円に減ってしまいました。

このように、レバレッジは高くなればなるほど、ハイリスク・ハイリターンの取引になります。そのため、「信用取引は危ない」と思われているわけです。

しかし、信用取引を使って空売りをする場合に、レバレッジを効かせるかどうかはその投資家の自由です。レバレッジを高くするのが危険だと思えば、効かせずに取引をすればよいわけです。

以上をまとめますと、空売りは株価が下落する局面で利益を出せる大切な手法であり、信用取引を使うけれどレバレッジを効かせないこともできる、ということです。投資の幅を広げるために、ぜひ空売りをマスターしたいものです。

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