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ビジネスなどのリスクヘッジのために株を買う方法

      2015/11/10

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ビジネスなどのリスクヘッジのために株を買う方法

株はリスクヘッジにも使える

株式投資といえば、値上がり益や配当金を狙って行う方が多いことでしょう。株の現物取引ではレバレッジも1倍ですからFXやデリバティブ(先物取引やオプションなど)のような難しさもなく、初心者でも取り組みやすいというメリットもあります。

ただ、このように株は始めやすいものだけに、ビジネスなどのリスクヘッジとしても使えるということを知っていただければと思います。

リスクヘッジを株で行う際の基本的な考え方は、「ご自分が損をするときに株で利益を出すか、逆にご自分が利益を得るときに株で損をする」というものです。

もちろん自分がいつも利益を出しつつ、株でも利益を出せれば最高ですが、そういったことはリスクヘッジの考えではありません。欲張りすぎるとダブルで損失が出るなどリスクヘッジとは違う結果になってしまいますので、注意しましょう。

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リスクヘッジの具体的なやり方

さて、それではどうやってビジネスなどでのリスクヘッジを株で行うことができるのでしょうか。

実例を挙げていきましょう。たとえばライバル社の株を買っておく、という方法があります。基本的にビジネスはシェア争いですから、自社が不調のときには他社が好調となります。

そのため、自社の業績が悪く損が出るときに、ライバル社は業績がよく株価が上がる、ということが考えられるわけです。

また、天候に左右されるようなビジネスの場合にも、株でリスクヘッジができます。たとえばご自分が米農家をされているとします。

冷夏のときには米が不作になりやすいので困ります。そこで、冷夏のときに値上がりしやすい株の銘柄を選びます。

具体的には、天候と関係なく食品を供給できる、冷凍食品や即席麺、パンなどのメーカーなどがあります。

あるいは、冷夏では下がりそうな銘柄を前もって空売りしておく、というのも売りヘッジができます。たとえばエアコンメーカー、家電量販店、ビールや飲料関連銘柄などです。

ちなみに農家が天候による損失を防ぐためには、天候デリバティブという商品もあります。しかし天候デリバティブはまだ使う人も少なく、コストも安くありません。

その点、株であれば証券会社に口座を開けば安い手数料でリスクヘッジができますから、やりやすいです。

従業員持株会はリスクヘッジにはならない

ところで会社によっては、福利厚生の一環として従業員持株制度が設けられていることがあります。

これは持株会に参加することによって、ご自分が勤めている会社の株を買えるというものです。少し割引して買える場合もありますので、お得と思われるかもしれません。

ただし、リスクヘッジという点では正直なところ、厳しいと言えます。そもそもなぜ従業員持株会が設けられているのかといえば、会社にメリットがあるからです。

会社にとって株式を公開するということは、経営権を握ろうとするファンドなどに買われる恐れもあります。多数の株主を管理するための手間とコストも掛かります。

その点、従業員に持ってもらえば、自社を裏切ることは基本的にありませんし、士気も上がり、管理も簡単というわけです。

このように会社にはメリットがある制度ですが、従業員にとってリスクヘッジとはなりません。

なぜなら、会社の業績が悪くなった場合に給料が下がったり、賞与が出なくなったり、リストラされる恐れがあるだけでなく、手持ちの株の価値も下がるからです。

そうであれば、リスクヘッジのためにはむしろ、上記のようにライバル社の株を買ったり、他の業種の株を買っておいたほうが良いでしょう。

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原料高騰とリスクヘッジ

最近、世界的に気候変動が極端になっていると言われます。集中豪雨や大型の台風などがその例です。アメリカで干ばつが起きたりもしています。

こうしたとき、食品の原料などが高騰することがあります。その場合、食品の加工業などでは原料の調達コストが跳ね上がり、とても困ることになります。

そこでよく使われるのが商品先物取引ですが、限月制を理解するのが難しかったり、レバレッジが高いなどの理由で敬遠される方も多いことでしょう。

それなら、ここでも株を使ってリスクヘッジをしましょう。具体的にはその原料の卸業者の株を買うといった方法が考えられます。

ちなみにガソリンをよく使う運輸業などではガソリンが高くなれば困りますし、自動車メーカーや販売店も販売不振になるものです。

こうした場合には、ETF(上場投資信託)で原油に連動するものを売買することができます。これなら株で使っている証券口座で取引できます。

以上、いろいろなリスクヘッジの方法をご紹介しました。実際には理論通りには株価が動かないこともありますが、その場合は銘柄を分散させるなどの工夫をすることもできます。

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