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IFRS(国際会計基準)とは?IFRSの基本

      2015/12/19

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IFRS(国際会計基準)とは?IFRSの基本

IFRS(国際会計基準)とは、世界の企業を同じものさしで測るための会計基準です。

IFRSの読み方は実にいろいろあり、「アイファース」や「イファース」、「アイエフアールエス」とさまざまです。

EUではすでに導入され、米国でも採用が決まっています。

日本では2009年に金融庁がIFRS(国際会計基準)の採用を決め、2010年3月期の決算から早期の任意適用が認められました。(強制適用は2015~2016年)

IFRS(国際会計基準)はすでにグローバルスタンダードになってきています。

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IFRS導入のメリット・デメリットとは?

導入するメリットとしては、会社の情報をグローバルで伝えやすくなるので、資金調達が多様になるとともに、今までの会計と、グローバル会計の両方をしてきた企業にとっては、コストの削減にもつながっていきます。

よってコスト削減や、新たな投資機会の創出という意味で、IFRSを取り入れるメリットは十分あると言えそうです

IFRSを採用する企業が世界で広がっていけば、投資家から見れば比較検討しやすく、本国以外の企業を分析・投資しやすくなります。日本の企業も日本人投資家や企業だけを相手にしていては、大企業は特に厳しいという状況がおとずれていると言える動きとも言えそうです。

逆に導入のデメリットとしては、過去にさかのぼって適用(2期前まで)することが原則になっており、新たに導入するに当たっては、かなり心理的・実務的に、手間やコストがかかることです。

しかしいずれ日本でも2015年〜2016年に、IFRSが強制適用されるということですから、早期に導入する企業も増えてきているようです。(その強制導入ですが、上場企業からの段階導入になるなどの検討があるようです。)

先ほど海外投資家が日本企業への投資機会が増えると言いましたが、日本の投資家もIFRS(国際会計基準)を学ぶことによって、海外企業への投資のハードルも下がっていきます。よって投資する企業の選択肢が増えることになり、グローバルでチャンスを狙うことが可能となります。

この際、積極的に学ぶのも良いかもしれませんね。

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IFRS(国際会計基準)のポイントを学ぼう

将来の現金流入をもたらす開発費は”資産”として扱われます。

ただ全てが”資産”になるのではなく、実用化を前提とし、現金流入が確実なものに限ります。(今まで”開発費”は不確実なものとされ”費用”として扱われていた)

未消化の有給休暇は”負債”として扱われるようになります。なので従業員の多い会社や人件費の高い会社では、会計基準を切り替えると”負債”が増えてしまいます。(有給休暇引当金として認識)

家電量販店やスーパーマーケット、航空会社のマイレージなどのポイント制度。これも将来的に割引などをただで提供しなければならないためIFRS(国際会計基準)では”負債”として計上することになります。

売上計上のタイミングが”出荷”ではなくて、”着荷”のタイミングになります。これは出荷から着荷までの間に破損やトラブルの危険があるため。

家電の保証、機械の設置、パソコンのソフトウェアなどのセット販売、商品とアフターサービスなどもどんぶり勘定ではなく、商品はいくら、アフターサービスはいくら、と計上しなくてはならなくなります。

これは会社にとっては頭の痛い変更かも知れません。

工事契約について今までは完成時に売上計上していましたが、IFRS(国際会計基準)では進行状況により進捗度に応じ計上することになります。

IFRS(国際会計基準)では細かいルールで縛るよりも、原理を重視して規定しています。会社側はその原理を理解した上で、自社にとって最適な会計処理をしなければなりません。その際、経営者はその根拠の説明が必要で重視されます。

IFRSでは、実質優先主義という方針になっており、法律や契約がどうなっているかよりも、実態経済はどうなっているかを重視しています。

これにより原価主義から時価主義へと軸足を移してきており、買ったときの原価ではなく、現在の(想定)価格から評価がなされます。合わせて株式の含み益などは利益、含み損などは負債として扱われます。

IFRSの紀元はさかのぼること1973年当時IASCが発足。その後はいろんな名前に変化して、現在に至っています。

IFRS(国際会計基準)ではブランド力、将来性、シナジー効果といった”のれん“を減価償却するという考え方がありません。IFRSでは”のれん”の価値がなくなったと考えられる時に一時の損失として一気に計上します。なので損失として計上するまでのれんの価値が残っていきます。

減価償却という間がなくなってしまい、極端な会計方式になります。

世界のIFRS(国際会計基準)の導入状況(強制適用の年)

2005年:EU諸国(イギリス、フランス、ドイツ)、オーストラリア
2006年:中国
2010年:ブラジル
2011年:インド、韓国、カナダ
2012年:メキシコ
2015~6年:日本(見込み)

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日本企業のIFRS適用企業

主な日本企業によるIFRS適用企業は三井物産、ソフトバンク、楽天、ヤフー、DeNA、大手商社など大企業やグローバル企業、IT企業が多くなっています。

そしてカゴメも12月決算に変更し、IFRS(国際会計基準)を導入することになりました。

これは海外事業の拡大や、外国人比率の増加を狙ったものだと言います。IFRSの導入という側面から、海外で戦っていくという企業の姿勢が見て取ることができます。

株の初心者・入門サイト運営者のつぶやき

今の時代、経済がグローバルの方向に変化を続けています。企業は海外の生産拠点を移したり、海外で販売したり。

我々日本人も海外から入ってくる、輸入品を楽しんでいるし、もうすでになくてはならないものとなっています。

そして今回、投資家として活躍されている方たちにとっても身近なところで、企業の会計の基準が変わると言うことで、企業分析をする上で新たな勉強が必要になってきました。

私のようなこれから投資を始める株の初心者にとっては、旧式の会計基準に慣れていない分、スッと頭に入るかもしれません。

どっちにしても勉強し理解しなければ、投資において不利になっていくのは間違いありません。

間もなく日本にも入ってくるIFRS(国際会計基準)に対応して、充実した投資家ライフを送りたいものです。

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