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行動ファイナンス理論とは?「行動経済学」入門

      2015/06/10

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行動ファイナンス」とは、人々は常に合理的に行動するとは限らない、という前提に立って経済のあらゆる現象や金融市場の動きを考えてゆく理論のこと。

具体例として、今すぐこの瞬間に100万円もらうか、2年後に200万円もらうかごちらか選べと言われたら?

というもので、人は100万円をもらう方を取ることが多いそうだが、実は2年間で確実に200万円にできる投資先などあまりないので、200万円を取るほうが有利といえる。

これはまさに数字的な説明ができない行動と言え「行動ファイナンス」の象徴と言える。

逆に同じ業種のアルバイトで時給1000円と1100円の会社があれば人は1100円のほうを取ったり、同じ利回りが3%と5%の投資先があったとした時に、5%を選ぶなど、数学的に説明がつく考え方を「金融工学」という。

この「金融工学」とは、NASAのロケット学者たちがウォール街に招かれて開発したもの。

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「行動ファイナンス(経済学)」の提唱者と、いろいろな実例

これはアメリカの心理学者カーネマンがそこに目をつけ、経済学に認知心理学、つまり人間が犯す勘違いの学問を持ち込んだ行動経済学を論文で提唱し、2002年にノーベル経済学賞を受賞することになった。

宝くじを買うことも「行動経済学」にあたる。

これは宝くじの還元率が40%と言われていて、平均すると1万円宝くじを買ったら、4000円しか返ってこないギャンブルなのに、人々は根強い人気があること。

(参照→投資とギャンブルの違い、その還元率は?

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カーネマンは「行動経済学」の次の例に「プロスペクト理論」と呼ばれるもので、限りなく0%に近い確率は過大評価して、10%~20%前後のものは過小評価する傾向があるというもの。

具体例として、飛行機にのるときに何千万の保険をかけたり、エボラ出血熱やBSEなどの感染病や病気にはとても注意を払うのに、がんのように死因の10%~20%に当たるものにはあまり注意を払わずたばこは気にせずの吸うことなどがある。

次の例に「ディスポジション効果」というものがある。

これは人間は一旦所有したものはなかなか手放せないといった行動のこと。

株など投資にも言えて、これからも下がるとわかっているのに塩漬け株を手放せなかったりしがち。

次の例に「ハウスマネー効果」というものがあり、人はギャンブルで勝ったお金は稼いで得たお金と比べ軽視してしまい、またギャンブルにつぎ込んだりしてしまうこと。

こういった経済学や市場理論は、投資家は儲けたいと考えているけど、実際には人々は過去の経験や感情によって行動がなされている。

投資において「感情」は排除せよという人もいるぐらいドライに判断すべきなのかもしれない。

書籍-サザエさんと株価の関係-の本を呼んでの書評・感想

提言

・「『サザエさん』の視聴率が上がると株価は下がる」
・「犬の人気が高まると株価も上がる」
・「観覧車が増えると地域経済は活性化する」
・「不景気に強いのは音楽より映画」

この本にも上記のように「行動ファイナンス」の面白い理論や実践が紹介されていた。

こうして自分に当てはめてみると、確かに感情に流されていて「金融工学」的にドライに投資判断できていなかったなと感じる部分は多い。

冷静さこそ投資における武器なんだと改めて実感しました。

勉強が足りないなと実感しました。

(参照→アノマリー投資とは?アノマリーで株を買う!?

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