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3話:企業年金制度とは?確定給付型と確定拠出型に違い

      2015/06/07

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【参照】
1話:年金とは?国民年金と厚生年金の基礎知識を学ぶ
2話:国民年金基金とは?その金額や受取について

企業年金とは、上記でも説明しました、被験者「2号」であるサラリーマンやOLが対象となっている年金です。

会社員の年金は1階が国民年金2階が厚生年金となっています。

そして3階も設定することができます。

その場合、会社が導入していれば入れるのですが、導入していなければ入れません。

しかし後で説明しますが、導入していない会社の人でも個人で加入することができる年金があります。(個人事業主などの「1号」の被験者でも可)

ちなみに国民年金と厚生年金というのは、高齢者に対して面倒を見る、仕送り方式の年金です。
(よって半強制的に加入させられる)

しかし企業年金とは自分の老後のために行う、自助努力型の年金となっています。
(任意で入ることができ、会社の福利厚生の一環という位置づけ)

厚生年金は50%が企業負担となりますが、企業年金では100%が会社負担となります。

日本には退職金という制度があるので、企業年金はその支払のために企業が積み立てているようなものです。

その積み立てたお金を退職金として、社員に一括して渡すか、あるいは何割かを退職金として払い、残りを年金として月々均等にしたりして払っていくか、会社によっても様々なパターンがあります。

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企業年金の2つの種類「確定給付型年金」「確定拠出型年金」

「確定給付型年金DB」とは?(リスクは会社持ち)
・会社が社員に定年後に払う金額に応じて企業が払う掛金額が変動する。
(会社の掛金→一定、社員の受取り→変動)

「確定拠出型年金DC」とは?(リスクは社員持ち)
・企業が払う掛金額は固定するが、社員の年金額が運用実績に応じて変動する。
(会社の掛金→変動、社員の受取り→一定)

もし景気が悪くなって運用実績が悪くなった場合、DBでは会社が社員に支払う金額は一定にならなければならないので、穴埋めは会社がしなければいけない。

DCだと運用実績が悪くなっても、会社は一定の掛金を支払えばいいので、社員への支払額が減ることになります。

もし景気が良ければ逆のことになりますので、リスクがリターンに変わります。
(DBだとリターンは会社が享受し、DCだとリターンは社員が享受できます)

従ってDBだと会社が運用しますが、DCでは社員が自身で運用を行うことになります。

この場合、企業が社員から集めたお金を一旦は信託銀行に預け、金融機関が社員向けに投資信託、貯金、変額保険などの商品を組み合わせた投資プランを用意し、社員がプランを選ぶことになります。

アメリカではDCは1978年に成立した税制面での優遇法案の除光番号から401kと呼ばれています。

日本の企業年金では2001年以前は「確定給付型年金(DB)」しかありませんでしたが、2001年以降では法律でも認められるようになり、徐々にDBから、DCに切り替えられています

会社としてはあまりリスクを背負いたくないのが本音のようです。

こういう背景から、個人にも金融リテラシー、投資リテラシーというのが、ますます重要になってきています。

企業年金に入れない人用の「個人型DC」とは?

上記のDBやDCに入れない、被験者「1号」の人や、「2号」でも会社が企業年金をやっていない場合、中途退社などで入れなくなった人は、この「個人型DC」に入ることができます。

DCはポータビリティといって、会社を移ったり辞めても、持ち運びできるのが特徴です。

個人型DCでも金融機関が用意したプランを選ぶということになります。

これは途中で引き出せないことを除いては、個人で投資信託を買ったり、国債を買ったりするのと同じです。

最大月6万8千円、年間81万6千円まで所得税から控除されます。

運用中に出た利益には税金がかかりませんし、受け取るときも「公的年金控除」という税制優遇措置があるので、個人型DCは、入り口でも、出口でも税制面で有利となっていて、普通に投資信託を買うよりもお得となっています。

もし個人型DCに入ろうという方は各銀行に電話するか、ネットで資料請求をし、取り寄せるかで簡単に手続きができるので、興味がある方は調べてみても良いかもしれません。

最後に

企業年金はいかがでしたか?

私も改めて年金について勉強しましたが、目からウロコのことが多くありました。

被験者の分類によっても受けられる年金の種類も変わりますが、一度検討してみても良いかもしれません。

ここまで読んで頂いてありがとうございました。

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