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トマ・ピケティ『21世紀の資本論』を読んでの書評

      2015/06/06

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この本の主な主張として、下記の3つが挙げられる。

①経済成長率よりも資本収益力が高くなり、資本を持つ者にさらに資本が蓄積していく傾向がある
②この不平等が世襲を通じて拡大する
③この不平等を是正するには、世界規模で資産への課税強化が必要

確かに格差の広がりは、”持っている人たち”以外、政府にとっても国民にとっても好ましくはない。

しかし、現代の資本主義の中ではその格差は広がり続けている。

1%の富裕層はお金を稼ぐことがどんどん容易になり、それ以外の人々は必死になってもなかなか稼ぐことは出来なくなってくる。

この格差が広がり続けると、取り返しがつかないことになる。

この本の結論として、中産階級は緩やかに消滅していくという。

トマ・ピケティ『21世紀の資本論』読者が感じた感想

このまま格差が広がっていけば、庶民の不満は高まり、良からぬ事態が増えかねない。

発展途上国の貧困層では徐々に所得が増えていく一方、先進国の単純労働は発展途上国に価値を低下させられて所得は低くなっていく。

現在の経済成長率より、資本収益率が高いというトマ・ピケティ氏の言う通りであるならば、資産を持っている人はより富むことになる。

頑張った人が高い報酬をもらえる世界は素晴らしいと思う反面、庶民の生活がどんどん貧しくなってしまうのは大きな問題である。

トマ・ピケティ氏がいう「グローバル課税」の実現は難しいと書いてあるが、何らかな格差是正の方策をとらなければいけない。

危機感を覚えるような一冊でした。

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