株やFXの初心者・入門ガイド

株を買った後はどうする?

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株主に与えられる権利とは?

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企業は株主から集めた資本金を用いて事業を行ない、企業価値や株の価値を高め、さらなる株主を求めていきます。

株主とは企業の経営を代表取締役(社長)に一任する、という形で、企業を運営しているのと同じなのです。

株主は、その企業の所有主として、様々な権利を持っています。その権利について詳しくご紹介しましょう。

まずは配当を受ける権利です。株主は企業の収益(剰余金)から配当を受けることができ、この配当金で収益を得るシステムのことをインカム・ゲインと呼びます。

配当金は持っている株数により配当金額が決まり、株を所有している企業に利益があって配当が行なわれる限り、毎年1~2回受け取ることが出来ます。

これは銀行にお金を預けたとき、利息がつくのと同じ原理ですが、その利息金額は銀行とは比較にならないほど大きなものです。配当金の利率は各企業によって違うので、きちんと調べてみましょう。

1株あたりの配当が10~50円程度のものが多くなっていますが、その株を1000株持っているだけで、黙っていても年間数万円の配当収入が生まれてきます。

もう一つは残余財産の分配を受ける権利です。これは滅多に例がありませんが、例えば企業が倒産したとき、借金を返済してもなお財産が余る場合、株主が持っている株数に応じて、余った財産の分配を受けることが出来る権利のこと。

しかし企業が倒産する場合、大抵は借金を返済しきれないことが多いですから、この権利があっても役に立たないことも多いでしょう。

倒産しそうな会社の株は絶対に買わないこと、手元に残さないことが損を回避する方法だと思います。

もう一つは株主総会に参加する権利です。株主総会では、今後、企業がどのような方向性で利益を使い、事業をより拡大させていくかを決議することが多く、このとき株主は賛否を表明することが出来ます。

また、取締役、監査役などを選任することなど、間接的に経営に参加することができる権利を持っています。

このような権利を「議決権」と言いますが、これは持ち株数が多いほど議決権が強く、少ないほど弱いと言えるでしょう。

(参照→株とFXとの違いって何なの?

株を購入し、株主になったら気をつけること

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株を購入後、その株を5分後に売ることも、1年後に売ることも自由です。

初心者の方にとって売りのタイミングを見計らうのは難しいと思いますから、最初はなかなか売りを出せなくて、焦ってしまうかもしれません。

また、持っている株の株価がどんどん値下がりするのを見て、損益が怖くなり「しばらく放っておこう!」という意識が働くと、数ヶ月は放ったらかしになる場合もあります。

こういう株のことを「塩漬け株」と言います。チャートや指数をきちんと見ていて、あくまでも良いタイミングを待っているだけなら問題ありませんが、情報も見ず、ただ株を持っているだけの状態にはならないように気をつけましょう。

また、株を所有している企業の決算や株主総会の内容には特に目を光らせていてください。

決算とは四半期ごとに行なわれる決算発表のことで、決算短信と呼ばれています。決算短信では、企業の業績予想に対して、実際の経営状況がどうだったかを知るための重要な情報です。

企業利益や資産の状況、お金の出入り状況、そして今後の業績予想などが載っています。

この情報は証券会社のホームページで確認できますので、今後、持っている株をどのようにしていくかを決めるためにも、必ず目を通すようにしてください。

その他に情報としてみることをおすすめするのが、投資レポートです。一般に企業の業績や情報を分析する専門家・アナリストたちが作成するレポートのことです。

ここに書かれていることは必ずしも100%信用できるわけではありませんし、鵜呑みにして売買をすると大きな損失になることもありますが、他の投資家たちが、この株のことをどう思っているのかを知るために重要です。

投資は自己責任で、最終的には自分の決定に基づいて売買を行ないますが、投資において他人の意見を聞ける機会があるのは良いことです。

自分の考えとは偏見になりがちですから、このレポートを読んで、少し客観的になることは必要となるでしょう。

利益を期待して出費をしないこと

例えば、株で50万円ほどの儲けが出たとします。すると初心者の方の中には「50万円儲かったんだから、30万円くらい使っても大丈夫」と考えて、高額商品の購入をしてしまう人がいます。

しかしこれは借金返済に追われる日々の幕開けともなりかねません。

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このときはたまたま利益が出たかもしれませんが、その後の取り引きがすべてうまくいくとは限りません。

もしかすると、50万円という利益以上の損益を出してしまうことだってありえるのです。年間を通していくら儲けたとしても、翌年もまた儲けられるとは限りません。

つまり、株で得た利益は保険だと考え、次の投資にどんどん活かす方が有利だということ。例えば10社の企業の株を持っていれば、どこか1つで10万円の損をしても、残り9社の株で10万円以上の利益を出せればマイナスにはなりません。

つまり、必ず10万円以上の利益になるところで、すべての株を売り払ってしまえば、損失は回避できるのです。

しかし、1つの企業の株しか持っていない場合だと、利益をお小遣いとして使ってしまっては、その後の損益に備えることができません。

利益の金額が100万円であろうと、200万円であろうと、株で使っているお金はあくまでも株の資金として運用し、毎月に生活資金とは別モノとして考えてください。

いつどれだけ儲けるか、損をするかが分からないのが投資です。定年後のたくわえをするつもりで、目先の収益にとらわれず、もっと長期的に考えることが大切でしょう。

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公開日:
最終更新日:2017/12/08